小見川とオオセッカ2(2006/06/17)

前回、利根川沿いの小見川湿原にいったのは、2006年4月9日。このときは、オオセッカを撮ることができず、次回の宿題になりましたが、今回、それに挑戦してみようと思い立ち、いってきました。前回は早春でタンポポいっぱいの川原でしたが、今回は場所を川の対岸に変えました。

例によって、遅くの出発(^^;;。現地に着いたのはお昼近くになっていました。今回の場所は、葛西で知り合ったMiyaさんの紹介です。
到着すると、二人の鳥見のかたが、引き上げるところ……オオセッカがいないのかと心配して話を伺うと、「もう、撮りたい放題ですよ」とのこと。撮影に満足して引き上げるところだったのでした\(^o^)/。
利根川河川敷なので、日を遮るものは何もありません。心配していた天気も、途中から日が覗き、暑い暑い鳥見・鳥撮になりました。
左上は、その河川敷と葦原のようすです。
左下は、200メートルぐらい離れていたでしょうか、アオサギが木の上にとまっていたところです。

この時期は、なわばりをしっかり主張するせいでしょうか、鳥見の人の「撮りたい放題ですよ」といった言葉どおり、オオセッカは姿を見せてくれました。
オオセッカは体長13cmとスズメよりも小さい鳥です。一時期絶滅したのではと思われ、幻の鳥と呼ばれたこともあるそうです。いまでも絶滅危惧1B類(近い将来に絶滅の危険性が高い種)に指定され、関西の熱心な鳥見の人が、わざわざ関東に遠征してくるほどのめずらしい鳥です。派手さはなく、プロ好みの鳥(^^;;といっていいかもしれません。

コジュリンは、わたしの大好きな鳥の一つです。小さな身体を精一杯使って囀る姿は、もう可愛くて、可愛くて……(^^;;。関西の人が見るとうらやましく思うかもしれません……逆も多いです。日本は南北に長いので、地域によって鳥が違うのですね。
下の2つの写真は、左が♀。右が幼鳥でしょうか。

あたまに“コ”がつくと、可愛い鳥が多いとわたしは思います。コヨシキリは、姿も鳴き声も、オオヨシキリと比べると、ぐーんといいです。
ちなみに、この時期の小見川のオオヨシキリはかなりマイナーな存在です。数がオオセッカよりも少ないだけでなく、すぐに姿を隠してしまいます。数が多いと大胆に、少ないと用心深くなるのだと思います。
……オオヨシキリは子育てに入っているのでは・・というご指摘を頂きました。(2006/6/20)

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