秋の谷津干潟(2005/09/17)

敬老の日をふくむ3連休の初日。秋の谷津干潟に行きました。この日もキリアイに逢いました。この秋3度目の出逢いですが、だんだん近くに寄ってきてくれ、最初の苦労がうそのようでした。
メダイチドリといっしょに、餌をついばんでいました。

カニもいっしょに撮れました(下)。


羽をぐーんと広げたところも、連写で撮ることができました。これは、とてもうれしかったです。

メダイチドリは、漢字で書くと“目大千鳥”だということ、知りませんでした。たしかに大きい目をしていますね(^_^;)。

上の二つがメダイチドリ。下の二つがシロチドリです。

ダイシャクシギが、お食事をしていました……って、水鳥はみんなお食事をしているか、寝ているかがほとんどです。
ダイシャクシギは、ホウロクシギとよく似た、嘴の長いシギです。見分け方は……雰囲気とか、そばにいるベテランに聞きます(^_^;)。飛べばはっきりしますが、お尻のあたりが白いのがダイシャクシギ、全体的に茶色の濃いのがホウロクシギです。
おもな食べ物は、カニのようです。
長い嘴は、意外とやわらかく、泥にさしてカニの動きをレーダーのように感知して捕まえるとのことです。先で捕まえたカニを、うまく上の方に持って行き、丸飲みします。

左がホウロクシギです。心なしか、ダイシャクシギよりも風格があります。茶色が濃いからかもしれませんし、たまたま、光線の具合がよかったからかもしれません。
下はオナガガモ。向こうが♂ですが、まだ繁殖する前なので、雌と同じ色(エクリプス)をしています。繁殖期の♂の羽色はこちら


わたしがもっともよく通う葛西臨海公園では、キアシシギ、アオアシシギは、よく見るシギなので、比較的見向きもされない鳥です。でも、ここ谷津干潟で見ると、なかなか風格があって、存在感があります。上段、中段がキアシシギ、下段がアオアシシギです。

イソシギは、すがたの美しいシギです。エリザベス・テイラー主演の映画「いそしぎ」にはたくさん出てきたようですが、その当時は「いそしぎ」が鳥の名前だということは知りませんでした。

トウネンは、小さいから当年。スズメほどの小さな渡り鳥で、シベリアからオーストラリアまで毎年往復しています。その途中、日本で休んで行くのだそうです。

水鳥ではありませんが、谷津干潟はコムクドリがたくさんくることでも有名です。夕方になると、たくさんのコムクドリがねぐらに入りにやってきます。ふつうのムクドリには目もくれないカメラマンが、たくさん集まってきます。

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